ナスカ ~ リマ ~ ワラス

ワスカラン国立公園まで内陸の道を進む予定が狂った。

Abancayという街から狭いダートの山道を走らなければならないようだ。仕方なく一度海側へ回り首都のリマを抜けていくことにした。道中に地上絵で知られるナスカを通る。
だが、「がっかり観光地」で知られる地上絵に興味はない。

14日の夜はナスカで一泊。夜ホテルの窓から花火が見えた。

15日はリマを通り抜け、その先の街で何とか駐車場と宿が確保できた。ライトが点かないので夕刻までに宿を決めなければならいのが面倒だ。8時間走った。走行距離600kmほど。

16日。ワラスへ250kmの道のり。海岸から4000m超の山越えをして、2500mのユンガイまで走る。明日からワスカラン国立公園へ車で入れるか調べてみる。車の整備と大掃除をしなければならないので、ここでゆっくりするつもりだ。

ペルーの検問の多さにウンザリ。
1日2~3回は出会う。道路端から赤棒を振っている停止の合図は無視して通り過ぎる。道路の真ん中で通せんぼしているのだけは指示に従う。面倒な国だ。
買い物もろくにできず。
ちょっと大きな集落でもスーパーがない。8畳間くらいのお店しか無く、売っている物も皆同じ。すごく不便な国ペルー。
昨日、今日と宿の水がでない。
水が出ない。が、チョロチョロと出ることもある。トイレは時間をおけば流せるがシャワーが浴びられない。顔洗えない。Wifiがある宿でも繋がらない宿が2軒あった。いずれもWPA方式の回線ではない。要は宿の主人がWifiについて無知なようだ。

全くもって、つまらないペルーである。インフラも人もまったくつまらない!

写真は回線が遅くてアップできず。

 

観光地へ寄ってみた。

12日は、アレキパから600km走り、クスコの町外れに宿が取れた。20ソル(約800円強)なので、離れの共同バスルームだ。Wifiなんて無し。寝られれば良し。

最近あった出来事をまとめて。
ボリビアからチリに入って2日目。田舎の派出所の前で警官が停止命令を出している。書類のチェックかと思いきや、そうじゃないようだ。しきりに地名を言っている。ナビで表示されている次の街の名前だ。「○○まで乗せていってくれないか?」であった。警察が!職権を利用してヒッチハイクする国チリ!私は問題は無いので乗せてあげた。検問があっても最強のお守りを乗せているので心強かった。

チリからペルーに入国するに当たり、ペルーの車で出国した証明書が必要だった。出るときにそれを貰っていなかった。係官曰く、2階の食堂で書類を売っているから買ってこい。とのこと。自分で書いて判をもらい一件落着。

ペルーの税関が終わり、出口で書類を渡し一般道へ出ようとしたら「#(%*#$@!$*^%」 と言われる。これも「タクナまで乗せていってくれないか?」だった。私服を着ていたけど警官だそうだ。南米ってのは警官もヒッチハイクするんかい!乗せてあげましたけど。。。

ペルーのアレキパの交通事情は相変わらず『自分優先』の法則は変わっていないようだ。それはいいとして。すごい光景に遭遇した。街の繁華街の歩道でウンコしている男が居た!公衆の面前で歩道に堂々とウンコをしているのである。ホームレスのようにも見える男だった。ペルーは腐った国である。この時確信した。

で、今日13日は、塩田と農場試験場に寄り、ワラス方向へ200kmほど移動した。標高3500mから1900mに下り4000m超の山越をして2400mの街へ。ほとんどが超クネクネ道だった。工事で1時間の足止めもあった。
夕方に車のヘッドライトを一度消したら点かなくなりフォグランプだけでホテル探しをした。最初に遭遇した45ソル(2000円弱)のホテルへチェックイン。

今日の観光地。
・塩分を含んだ湧き水を乾かして塩を採っている塩田。
・大昔の農作物の栽培試験場。この2カ所へ行ってみた。
ちなみにマチュピチュはこの近く。車で乗り付けられれば行く気になるけどね。

クスコへ向け

ペルーの2泊目と3泊目は、旅の最初で泊まった宿にいました。
アレキパの中心地にHotel Yaraviでした。

12日朝からクスコへ行きます。
600km以上あるし道が悪いと予想するので2日掛かりかな。クスコを経由してワラス国立公園に行きたいけど、予定は未定でわかりません。リマには中古車屋があるそうなので、そこで車の処分を検討していいます。売り買いに関するいろいろな規制がありそうですが、まずは簡単な方法で挑戦です。